噂の毛穴ケアアイテム、『ととのうみすと』をこのたび購入し、1か月ほど使用してみました。
広告を見る限りでは、毎日吹きかけるだけで毛穴がたちまちキレイになる!っていう期待大ですが、実際には
っていう思いで使い始めましたよ。
そう、毛穴ケアは短期間でなんとかできるもんでもない、と、いい歳したわたしは知っています。
しかしながら、1ミリでも前進したい気持ちで使っています。少しでもキレイに!そんなわけで、『ととのうみすと』の成分から期待できる効果と、使ってみたわたしのリアル口コミをご覧ください。
ととのうみすとの効果は?
『ととのうみすと』は、簡単に言いますと、洗顔がわりに顔にしゅっと吹きかけて、洗い残しのメイク汚れや毛穴汚れを落とすスプレーです。
ズボラなわたしとしては
みたいな感覚です。
最近、毛穴ケアは「とにかくきちんと汚れを落とすこと」というシンプルだけどもごく当然な結論にいたったわたしなので、とにかくクレンジング!洗顔!でも楽したい!という思いがあります。
さて、ととのうみすとはどのような効果が期待できるのか? 大きく、2つあります。成分から見ていきましょう。
毛穴汚れを落とす仕組み
汚れを落とす成分として、超純水とアルカリイオン水が使われています。
超純水は、不純物のない水なので、洗浄効果が高い!また、アルカリが酸性の汚れを落とすことは、重曹やセスキでナチュラルクリーニングを実践している方はご存知ですよね!皮脂は酸性。だから、お洗濯で皮脂汚れを落とす時もアルカリ性を使います。
つまり、お顔にもアルカリ性を用いて皮脂汚れを浮かせてオフする!という仕組み。理にかなってます。
毛穴を引き締める仕組み
アーチチョークという植物成分を配合しているのですが、これには収れん効果があります。たるんだ毛穴の引き締めに期待ができます。
美肌菌を育てる仕組み
65種類の植物酵素が配合されており、これは美肌菌を育成するために効果的。
美肌菌とは、NHKの番組でも取り上げられた、肌の常在菌。肌がもともと持っている菌で、肌本来の保湿力を保つために必要なんですよね。ごしごし洗いをすると簡単に失われてしまう菌のようで、そのため顔の洗い過ぎは乾燥肌を招いてしまいます。
ととのうみすとは、この美肌菌育成にも一役買ってくれます。
ととのうみすと、購入しました
ぱっくり開いて白角栓の詰まりの気になる、メラニン毛穴のわたし。「ととのうみすと」が気になって購入してみましたよ!
購入したきっかけ
ズボラですが、10年ぶりに毛穴ケアをしてみよう!なんて思っていた矢先、スマホゲームの間に挟まっていた「ととのうみすと」の広告に完全に引き付けられてしまいました。所詮広告!なんて思っていたけれども、会社HPを見る限り、優しく丁寧な印象を受けたので購入を決意。
若い頃の毛穴ケアは、「とにかく角栓を取り去る!」ってことばかり考え、無謀なケアをしていたのですが、これからは優しく長期的視点で、少しずつキレイにしていきたいなと。短期的な解決を求めると、毛穴をさらに開いてしまうことに気付いたので。
そして何よりも、しゅっと吹きかけるだけでいいっていう、ズボラ心にヒットするアイテムだったので……
届いたもの
ととのうみすと本品に、おまけのコラーゲン。コラーゲンは日々飲んでいたので嬉しい!
そして、パンフレットや使い方の案内の中にまぎれていた、上記の旗。正直使い道はないんですが、手作りという手間のかかる作業が垣間見え、購入者一人一人を大切にしてくれている気持ちが伝わってきました。
ほっこり////
あくまで、用途のない旗なんですけどね。笑
純粋に、温かみの感じる企業だと思いました。
使ってみたのでレビュー!
汚れた顔に吹きかけると流れ落ちる液体が白濁するというので、わくわくしながら使ってみました。
商品付属の「正しい使い方」によると、夜はクレンジング後に10~15プッシュ吹きかけて30秒待つ、朝はぬるま湯洗顔で毛穴を開かせた後に、5~10プッシュ吹きかけて30秒待つ。とのこと。
落ちてくる水滴がにごっていたら、落としきれていないメイク汚れや毛穴汚れなんだそうです!
クレンジング+洗顔後
洗顔はしなくて良いのですが、しっかりクレンジング+洗顔をしたあと、ととのうみすとをMAX15プッシュ、惜しみなく顔に吹きかけてみました。
黒い器をアゴに当て、流れ落ちてくる液体を溜める…も、液体は白く濁りませんでした。残念感はんぱなかった!
汚れがきちんと落ちている、と解釈して喜ぶべきなのですが、どうしても汚いもの見たさの精神がむくむくと…
クレンジング後
そもそもわたしは、石けん落ちする優しいファンデ(▶うっかり寝ても大丈夫!ズボラ女子におすすめファンデーション)を使っているので、クレンジングと泡洗顔をしたらキレイさっぱり落ちていて当たり前なんだと思う(じゃなかったら、石けん落ちするファンデが詐欺ってことになってしまう)。
ということで、とりあえずクレンジングだけ行って「ととのうみすと」を吹きかけてみました。
やはり液体は白く濁らず。またしても残念!残念というか、汚れはきちんと落ちているんだと喜べばいいんですけども…
どうしても白濁した液体が見たくなってきた
洗顔後
「正しい使い方」では、泡洗顔はしなくていいけどクレンジングでメイクを落とした後に使うことを推奨している。
しかしわたしは、クレンジングをせずに泡洗顔だけ行って、ととのうみすとを使ってみました。
残念、液体は無色透明、限りなくキレイです!石けん落ちするコスメは、やはり石けんで落ちているらしい。
汚れが落ちているなら、ととのうみすとを使う意味って…?と疑問に。
朝の洗顔なしで
「正しい使い方」の推奨では、朝はぬるま湯洗顔をしてから…ということですが、もうダイレクトに、寝起きのまま顔に噴射。
30秒待ってみるものの、やはり液体は白濁しないんです。もう泣きたくなる。
しかしながら、使用1か月ほど経過してから気付いたんですけど、鼻や小鼻脇の頬あたりを、指で優しくくるくるしてみると…
水滴が白く濁った!!!
やっと濁りました(喜)!
確かに、皮脂を吸着してる感じだ。朝の鼻は、こんなに皮脂汚れがあったんだね…と、これを落として予防しないから、角栓はどんどんできていくのね…と思うようになりました。
液体を白く濁らせたい!
どうしても、流れ落ちてくる液体を白く濁らせたく(笑)メイクの上からそのまま噴射してみました。
すると……
白っていうか、茶色く濁ってる……!
ファンデーションをがっつり落としてくれているのがわかります。メイクに馴染んでる。この後にぬるま湯で一度洗い流し、再び「ととのうみすと」を噴射してみたところ、今度は無色透明の液体に。わたしの優しいファンデは、「ととのうみすと」単体使いで、落としてくれているっぽい。
ということは、クレンジングや洗顔が面倒な日は、とにかく「ととのうみすと」を噴射しておけば、応急処置としてはOK!!というズボラな気付きがありました。
しかし、さらに「メイク落ち」の検証をしてみました。
「ととのうみすと」のみでメイクは落ちるのか?
ととのうみすとの「正しい使い方」は、先ほどもお話した通り、「クレンジングでメイクを落とした後に使う」です。
ですが、ズボラなわたしとしては、すぐに寝てしまいたい夜に、クレンジング代わりとして使いたいっていう気持ちがある!そこで、「ととのうみすと」単体では、どれぐらいメイク落ちに有効かを検証してみました。
ほかのサイトでメイク落ち実験をした画像があったのですが、それによると「するすると落ちる!」みたいな結果を書いていましたが、信用せずに自分でも検証。
石けん落ちするコスメの場合
わたしがふだん使用しているコスメ(詳細記事▶【オトナ女子必見】石鹸で落ちるコスメはコレ使っとけ!)で検証。
ふだんの化粧と同じように手の甲に塗り重ねました。
- ETOVOSファンデーション
- ETOVOSハイライト(上記詳細記事には書いてない)
- ヴィセのアイシャドウ
- D.UPのリキッドアイライナー
ここに、ととのうみすとを3プッシュ。
ファンデーション部分には浸みこむように水分が馴染むのですが、こってりクリーム系のハイライトは水分をはじいていました(写真撮り忘れた…)。
30秒ほど置いて、指の腹でくるくると馴染ませていきます。こってりハイライトがなかなか落ちず苦戦したものの、洗い流すとなんとなく落ちたかな、という感じ。
お恥ずかしいほど毛穴が見えてますが、毛穴が見えるくらいには落ちました。
しかし、ハイライトのラメは残ってキラキラ輝く手に…!
石けん落ちするコスメなので、この後石けんを使用しキレイさっぱり落としました。
クレンジングが必要なコスメの場合
普段は使わない、昔のこってり系ファンデがうちにあるので、それで検証しました。
一番上の、ハイライト+アイシャドウは、先ほどの検証と同じくETOVOS+ヴィセです。
その他、順番に
- デジャブのクリームペンシルアイライナー
- D.UPのリキッドアイライナー(再掲)
- マキアージュのスティックファンデーション
となっています。
これに今度は5プッシュほど、ととのうみすとを噴射。たっぷり噴射してみましたが、ファンデーション部分にはまるで馴染まず、表面ではじいています。
30秒したら指の腹でくるくるとマッサージ。なかなか落ちません。全体に伸びたファンデーションがほかのメイクに混じり、さらに落ちにくい状況に。
水で洗い流した後、落ちなかったメイクが入り混じって手の甲全体が黒くなりました。毛穴を見事に覆ったままです。残っているアイライナーの跡は、デジャブのほうです。
水分を拭き取り、再度「ととのうみすと」を噴射してみましたが、こってりファンデが全体に広がったせいか、全体的にはじいてしまっています。
これでも落ちきらず、やはりこってり系ファンデは残りました。手洗い用の石鹸でごしごし洗い、やっとキレイに。
考察――クレンジング代用としての「ととのうみすと」の効果
上記の検証からわかったことは、クレンジングの代用としての効果は弱い、ということです。
石けん落ちするコスメの場合は、毛穴を覆っているメイクはだいたい落とすことはできました。油分の多いクリーム系ハイライトが若干残り、石けんを使わなければ落ちきらなかったです。
クレンジング剤の使用が必要なコスメの場合は、ととのうみすと単体でのメイク落としは非常に困難で、毛穴を覆ったままになりました。そもそもはじいてしまい、メイクに馴染みません。
このことから、がっつりメイクをしている人は、クレンジング剤の使用が欠かせません。ととのうみすとだけではメイクは落ちきらないことがわかりました。石けん落ちするコスメでも、泡洗顔はしたほうが良い。
あくまで、クレンジングをした上で、毛穴ケアのプラスアルファ的な使用方法が良いですね!
毛穴への効果は?
目指すは毛穴のないつるんと光り輝く肌。そんな肌に憧れて「ととのうみすと」に願いを込めて使用している方は多いと思います。
実際のところ、「ととのうみすと」の毛穴ケア効果はどうなのでしょうか。1か月使用してみた感覚から、個人的な考えをお話します。
ただし、通常、1か月で1本使いきるところを、わたしはまだ半分残った状態。つまり、「ととのうみすと」はメイン使いとせず、朝洗顔の代わりに使ったり、夜のクレンジングが面倒な時に使ったりという、「代替的な使用」に留まっています。
そのような使い方での所感になりますので、ご了承ください。
これのみで角栓を取ることはできない
まず、毛穴に詰まった角栓がぽろっと取れることはありません。アルカリ性の液体なので、少しずつ皮脂を溶かしていく、というほうが近いと思います。
角栓の予防にはなる
少しずつ皮脂を取り除いていくので、角栓予防としての役割を果たしています。クレンジング剤と併用することで、確実に角栓が減りました。
また、これまで朝はぬるま湯洗顔だけだったため顔のべたつきが気になりましたが、ととのうみすとをしゅっしゅっと吹きかけるだけで余分な皮脂が取り除かれているので、朝のメイクのりが良くなりました。
ただし、皮脂を取り除く分きちんと保湿をする必要があります。ととのうみすとの保湿効果は低いです。
男性や皮脂の多い人には効果が高い
女性のように念入りにスキンケアをすることのない男性や、皮脂分泌が多くて角栓ができやすい人には効果が高いのではないかと思います。
実際、男性のほうが「ととのうみすとが白く濁る」を実感できているようです。わたしも使用レビューで書いたように、クレンジングや泡洗顔をしたあとでは白く濁りませんでしたが、寝起きの顔がべたついた状態(皮脂が多い状態)では、小鼻あたりを指でくるくる馴染ませると、液体が白く濁っています。
皮脂に優しくなじんでくれているようなので、皮脂分泌過多の人にはおすすめできます。
軽症毛穴の人は効果を感じられる?
わたしのような開きまくって色素沈着で毛穴が目立っているような人は、なんでもそうですが、数か月で毛穴レスになるはずがありません。
それはもはや魔法
しかし、余計な皮脂を取り除くことで角栓ができにくくなり(これは体感済み)、引き締め効果もあるため、軽症の毛穴トラブル方は効果を実感できる商品なのではないかと考えられます。
結論:毛穴ケアには根気が必要
長年ぱっくり開ききった毛穴っていうのは、だいたい毛穴の不全角化が起きているので(毛穴周りがぼこぼこしている)、ここまでなっていると毛穴を引き締めるとかそういう話じゃなくなる。純粋な毛穴ではなく、毛穴周囲の細胞がおかしくなっているので毛穴が開いているように見える。これは、引き締め効果ではどうにもなりません。
ぼこぼこした毛穴の持ち主は、「ととのうみすと」のみで劇的に改善することは期待しないほうが良いでしょう。
ただし、日々毛穴ケアをしたいならおすすめできます。クレンジングと併用すること前提ですが、確実に角栓や肌のざらつきは改善されますし、何よりも肌摩擦の少ない優しいケアだからです。美肌菌によって、肌の保湿力アップも期待できるので、毛穴ケア+エイジングケアの立ち位置です。
あくまで、毛穴ケア方法の1つとしての「ととのうみすと」。劇的な変化は望まないほうが良い。
結論2:でも、ズボラ民の毛穴ケアにはおすすめしたい
きちんとメイク汚れを落とすこと。
よけいな皮脂を溜めないこと。
十分に保湿をして、皮脂分泌をコントロールすること。
過剰な角質ケアでなく、優しい角質ケアで自然のターンオーバーに頼ること(保湿力が上がります)。
美肌の秘訣はこれらですが、何しろ、ズボラ女子にはそれを日々行うことが激しく面倒なんですよね。
面倒でメイクしたまま寝るし、汚れが蓄積されているから化粧水の浸透も悪く肌ガサガサになったり変にテカったりするし、思いついたように急に激しい角質ケアをしまくってビニール肌になったりするし。
丁寧なケアを日々実践することが難しいのがズボラ女子なので、そんな人には「肌の応急処置」という位置づけで「ととのうみすと」をおすすめしたい。
洗顔が面倒な時→ととのうみすと、朝→ととのうみすと
という使い方を実践していると、ざらつきが気になって急に激しく角質ケアをしてしまうこともないし、肌トラブルが減るのでケアに悩むことも少なくなると思います。
ズボラ的使い方を、改めて記事にしましたので興味がある方はどうぞ。
何度も言うけど、汚毛穴が急になくなることは絶対ない! けど、日々の手入れが格段に楽になるアイテムではあります。
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