枕が自分の体に合っていないと、次のような悲劇に見舞われることがある。
「熟睡感が得られない」
「起きたときに肩こりや頭痛がある」
そして、枕を探す旅が始まります。
泥沼化して、枕難民になる。わたしのように
快適な睡眠を求めて枕難民となってしまったわたしですが、この度、ブルーブラッドに行き着きました。
これまでの枕歴を振り返りつつ、ブルーブラッドのレビューもしつつ、快適な枕とは何か?を考えてみる記事です。
我こそは枕難民!というあなたに捧げます。
おすすめ枕に個人差はある
枕難民のあるあるとして、口コミを見て自分に合いそう!と思って購入してみるも、使用してみたら全然合わなかった、ということが。
あるある、激しくある
服のサイズも違うように、枕もそれぞれに合うものって違う。服よりも厄介で、頚椎のカーブや角度、寝相など、その人特有の「クセ」があるからだ。また、硬さや高さの好みまでも違う。
だから、既製品の枕では、絶対が存在しないことが大前提。Aさんによって最高の枕は、Bさんにとっては最低ともなり得るのだ。
そんなことに注意しながら、ここからの枕レビューを見て欲しいと思う。
わたしの枕難民歴
大学を卒業した辺りから、わたしの枕へのこだわりが始まりました。これまでなんとなく使っていた枕も、「本当にコレで満足なのか?」と、気づかなくても良いことに気付いてしまった感じです。
一度こだわりだすと後戻りできなくなるんです。
何も疑問を持たずに寝ていたウチが、幸せだったかもしれない
長かった羽毛枕時代
子どもの頃からずっと、羽毛枕でした。ふっくら柔らかい、大きな枕。大学卒業するまで、わたしは羽毛枕を使い、これが原点となっている。
柔らかめ。頭が沈み込む感じ。そして包み込まれる安心感。これがわたしにとっての枕です。
王様の夢枕
もともと寝相も悪く、寝ても疲れが取れないロングスリーパーのわたしは、社会人になったのを機に枕探しを始めました。枕を変えれば、睡眠の質も変わるのではないか?と。しかも、長年使い続けた羽毛枕の羽が飛び出しまくってたので。
買い替えようと考えていた時出会ったのが、「王様の夢枕」です。たぶん、楽天で売れていたからだと思う。勝手に上位表示されて出会わされました。
こちら、4年ほど使用したと思います。
思い起こせば、可もなく不可もなくという感じで、特に不満もなく使い続けましたね。羽毛枕に慣れていたわたしにもぴったりの柔らかさだったと思います。
イタリア製オルトペディコ
いい加減、王様の夢枕もヘタってきた時、次に買ったのがオルトペディコ。スリープメディカル枕とかいう。
この頃は不眠や体調不良に悩まされており、良さげな枕を探しまくっていました。
このオルトペディコ、大好きなポイントは横幅の広さ。長いんですよ。ごろごろ寝がえりしてもそこに枕がある。恋人と添い寝してもOKな長枕です。
この長さの枕に慣れてしまうと、もう小さな枕は使えません。
使い心地も申し分なし。ネックラインにフィットして、中央部がじゃっかんへこんでる。後頭部が自然と下がる仕様です。と言っても、全然極端じゃないので、首をしっかり伸ばしたい人には残念かもしれない。
適度な柔らかさで、気に入っていました。
首狩り族のネックピロー
オルトペディコのへたりが気になり、また、首や肩のコリも気になりまくるアラサーに突入したわたし。
首をしっかりと伸ばして寝たい!そう思って購入したのが、ストレートネックのための枕、「首狩り族のネックピロー」です。すごいネーミングですよね。
届いてからすぐに試してみました。すると、首がすっきり伸びて気持ちいいこと!これは、首のシワ防止にも良いかもしれない!とすっかり気に入りました。
気に入りましたが、数日使用していると首と肩に違和感を感じたんです。なんか、痛い。首がとにかく痛い。必要以上に後頭部が下がりすぎて、首肩周りに必要以上に負担がかかってしまった感じでした。
そして、ぺたっと床付きするような感触の後頭部も痛かった。コレ、中の素材がパイプなんです。羽毛で育ったわたしとしては、硬かった。
健康被害が出そうで、すぐさま使用をやめました。気持ちいいと思うのは、短時間の使用のみでした。夜間ずっとコレでは辛かったのを覚えています。
ふつうに低反発枕
次に、ニトリでとにかく試しまくって結局買ったのが、よくある上のような形状の低反発枕。安かった。
首をすっかり伸ばしてくれる形状ながらも、低反発なので、重みで沈んでくれます。
「なんだ、安い枕のほうが気持ちいいじゃん」と思ったのを覚えています。
しかしながら、冬場になると、なんと硬くなった。購入して使っていたのが春から夏だったので、気づかなかった。気温が下がると素材も硬くなる!
すると、首狩り族のネックピローのような首肩の痛みが出てきました。
再びオルトペディコ
結局オルトペディコがいいと思い、再び購入。安定の寝心地。
コレ、高反発のウレタンの中芯を、綿が包んでいるので柔らかさがあるんです。しかし、芯がしっかり首を支えてくれる感じで。
そして再び言いますが、ごろごろ寝がえりしてもいつもそこに枕がある!という安心のビッグサイズ。
頭だけ乗せると首がじゃっかん痛くなるので、肩から枕に乗せる感じで寝るとベターなことに気付きました。
もう枕難民はやめ、「これでいいじゃないか、ヘタに理想を求めすぎると痛い目見る」と、枕放浪の旅から足を洗うことに。
ブルーブラッド←今ここ
枕難民は卒業!と思ったのに、楽天スーパーセールの広告で見てしまった枕。
え、なんか見た感じすごい惹かれるんですけど!!??
ってな枕に興味津々で買ってしもた。枕放浪をやめたはずでしたが。
こちら、ブルーブラッド。全ての枕難民に捧げる、とかいうコピーに踊らされてしまいました。
しかし、今1週間ほど使用していますが、「早くベッドへ行きたい」という衝動を抑えられなくなるほど気にいってしまったのです。
I always want to go to bed ! go to bed !!
仕事も手に付かないほどに(盛ってます)。
ブルーブラッドで安眠する
go to bed ! go to bed ! って今も心の激しい叫びが聞こえますが、必死にこらえて記事書いています。そんな魂を揺さぶるブルーブラッドについて。
有吉ゼミで前に紹介されたようで、一時期品薄だったそうな。今は普通に買えます。そして、日本一予約の取れない宿でも、こちらの枕が採用されているそうです。
12cmの高さは、レギュラーとソフトタイプの2種。低め希望の人には8cmのレギュラータイプもあり。
高さ
わたしは、12cmのソフトを購入しましたが、気に入っていたオルトペディコも12cmだったため、高さはわたしにとって最適。
ちなみに、わたしは155cmの小柄、普通体型、女性です。
低反発とはちょっと違った感じで、素早く沈み込んでくれますが、復元も早いというウリ。その通り、頭や肩を乗せるとしっかり沈み込みつつも適度に戻りがあり、快適な高さになってくれる。
高すぎる!低すぎる!というストレスを感じない。
硬さと質感
ジェルタイプの不思議な枕なんですが、むぎゅっとつかむと意外な重みを手に感じます。羽毛や綿のように柔らかくはないが、頭を優しく、そして首肩をしっかりと支えてくれるような不思議な質感。
復元力のなせる技だと思いますが、とても心地よくフィットしてくれるんですよね。どこも痛くない。体圧分散がしっかりとされてる。
大きさ
65×40cmの、十分なサイズ感です。肩から乗せてもOKな大きさで、わたしは肩からドスンとのっけて寝る。
市販のピロ―ケースでも対応サイズがあるので、専用のピロ―ケースを一緒に購入しなくても大丈夫です。
寝起き
慢性肩凝りに悩まされているわたしですが、寝起きの首肩は好調です!これが何より嬉しい。
枕が沈みこみすぎることなく、適度な高さを保ってくれるため、いつの間にか横向きに寝ているわたしでも首の寝違えがないです。
とにかく気持ちいい。うっとりする。ついつい二度寝です。
枕難民を脱するためのまとめ
1番は、自分の好みをしっかりと把握すること。大事な枕の高さ、そして硬さ(素材)、大きさなど。枕難民をしていると、数々の枕を試していると思うので、自分の理想がありますよね。レビューを書いててなんですが、口コミをあてにするよりも自分の好みを把握することが大切です。
枕の合う合わないは本当に人それぞれ。究極は、オーダーメイド枕です。とにかく高いですが、オーダーメイドで買えばたぶん間違いない。睡眠負債を抱えてヤバイ人は、オーダーメイドを選択肢に入れてみると良いと思います。
完全なオーダーメイドとは少し違いますが、高さや素材から自分にあったものを選択できる枕で有名なエアウェーブも良いかも。フィギアスケートのまおちゃんも使っているそうですね。
枕選びは、本当に難しい、というのが難民を10年やってるわたしの実感。実店舗で試してみても、やはり長時間寝てみないとわからないこともあります。
ジプシーにとっては、永遠の課題かもしれないけど、わたしはブルーブラッドでいったんこの旅を終えます!
今回紹介のアイテムはこちら。
コメント